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名鉄に乗っていて、「あれ、この駅、窓口に誰もいない」と思ったことはありませんか? 券売機と自動改札機、それにインターホンだけが並んでいる駅。これが名鉄の「駅集中管理システム」が入った駅です。
この記事では、駅集中管理システムの仕組みと、係員がいない駅での入場・出場・精算のやり方、それから2026年11月28日から窓口の扱いが変わる駅のお知らせを、名鉄の公式情報をもとに整理します。
そもそも駅集中管理システムとは
名鉄の公式サイトでは、駅集中管理システムを「駅係員がいない駅などに自動券売機、自動改札機、自動精算機、チャージ機、インターホンなどを設置し、係員のいる駅からお問い合わせなどにご案内するシステム」と説明しています。
ざっくり言うと、駅に人はいないけれど、困ったら遠くの駅にいる係員とつながる仕組みです。駅そのものが「放置」されているわけではなく、案内役が別の場所にいるイメージですね。
インターホンがある場所
- 自動券売機の付近
- 自動精算機の付近
- ホーム(一部の駅は未設置)
迷ったらまず券売機か精算機の横を見てください。だいたいそこにインターホンがあります。
入場するときの流れ
入場のしかたは、持っているきっぷの種類で変わります。ポイントはきっぷの裏の色です。
| 持っているもの | やること |
|---|---|
| 乗車券がない | 運賃表で運賃を確認し、自動券売機で購入(往復乗車券・入場券も買える) |
| 裏が黒または茶色のきっぷ | そのまま自動改札機に入れる(取り忘れに注意) |
| 裏が白いきっぷ | 券売機横のインターホンで係員に知らせ、台の上に置いて券面を確認してもらう→矢印が点滅している改札を通る |
運賃表に載っていない駅まで行きたいときや、券売機で買えないきっぷが必要なときも、インターホンで問い合わせればOKです。なお、定期券など券売機で扱えない乗車券は、名鉄の出札係員がいる駅で買うよう案内されています。
裏が白いきっぷってどんなもの?
自動改札機に通せないきっぷは、裏面が白いことが多いです。たとえば窓口で手書き・特殊な形で発行されたものや、他社の企画きっぷなど。白いきっぷを持っている人は、改札に入れる前にインターホン、と覚えておくと慌てずに済みます。
インターホンの下にある台にきっぷを置くと、カメラで券面を確認してもらえる仕組みです。係員さんが遠隔で見ているので、置く向きなどは指示に従えば大丈夫です。
出場するとき・乗り越したときの流れ
| 状況 | やること |
|---|---|
| 裏が黒または茶色のきっぷ | 自動改札機に入れて出場 |
| 裏が白いきっぷ | 精算機横のインターホンで知らせ、台の上で券面を確認してもらう→「乗車券ポスト」に入れる→矢印が点滅している改札から出場 |
| 乗り越し精算が必要 | 黒・茶色の普通乗車券や定期券は自動精算機で精算→出てきた精算券を改札に入れる |
| 乗車券がない | インターホンで係員に知らせる |
乗り越し精算は機械でできるので、慣れれば有人駅とほとんど変わりません。機械の使い方は設置場所の近くに掲示されているので、わからないときはそれを見るか、インターホンで聞いてしまうのが早いです。
2026年11月28日から「終日遠隔対応」になる駅
名鉄は2026年8月21日のお知らせで、次の駅の窓口営業時間を見直し、2026年11月28日(土)から終日遠隔対応に変更すると案内しています。
| 路線 | 駅 | 現在の窓口営業時間(12:00~13:00を除く) |
|---|---|---|
| 名古屋本線 | 有松 | 7:30~20:00 |
| 名古屋本線 | 美合 | 平日 7:30~19:30 |
| 犬山線 | 布袋 | 平日 7:30~19:30 |
| 三河線 | 土橋 | 平日 7:30~9:00、17:00~19:30/土休日 7:30~19:30 |
| 瀬戸線 | 小幡 | 7:30~20:00 |
対象駅や時間は変わる可能性があるので、利用前に名鉄公式サイトのお知らせで最新情報を確認してください。【要確認】
遠隔対応の駅でできること
- 乗車券の購入・乗り越し精算は、自動券売機と自動精算機で
- 問い合わせは券売機・精算機付近のインターホンでオペレーターと通話。必要に応じて3者間通話による多言語対応も
- モニター付インターホンでは、映像でお互いの様子を見ながら通話でき、筆談やチャットでのやりとりも可能
- 現地での対応が必要な場合は、係員が現地に出向く
- manaca定期券は自動券売機で購入可能(一部の区間・経路を除く)。新規の通学manaca定期券などは、名鉄定期券web予約サービスを使えば券売機で買える
耳が聞こえにくい人や日本語が苦手な人にも配慮した作りになっているのは、個人的にいいなと思ったポイントです。
無人駅が増えるのはなぜ?
今回のお知らせには、窓口を見直す理由は書かれていません。ここからは僕の考えですが、鉄道に限らず人手をどう確保するかはどの業界でも大きなテーマです。僕の会社でも若手が少なく、「人がやらなくていい作業は機械やAIに任せる」という流れは避けられないと感じています。
機械とインターホンで対応できる部分は遠隔にまとめて、人が必要な場面にだけ係員が出向く。野球で言えば、全員で全部のボールを追うのではなく、ポジションごとに守備範囲を決めて効率よく守るようなものかもしれません。
ただ、利用する側からすると「困ったときに本当につながるのか」は気になるところ。だからこそ、次の注意点を知っておくと安心です。
利用者目線の注意点
車いすなどで介助が必要なとき
名鉄には「駅での乗降お手伝い」の電話窓口(0570-55-0155、受付6:00~23:00)があります。利用が決まったら電話するか、駅係員に伝えるよう案内されています。
- 事前に知らせておくとスムーズ。連絡がないと案内に時間がかかる場合がある
- 時間に余裕をもって駅へ
- 駅の状況によっては希望どおりに対応できない場合がある
- 特別車両(ミューチケットが必要な車両)には乗れない、などの条件もある
詳しい条件は名鉄公式サイトのバリアフリー情報で確認してください。
そのほか覚えておきたいこと
- 裏が白いきっぷは改札に入れない。まずインターホンへ
- 定期券など券売機で買えないものは、係員がいる駅で
- インターホンでの案内は混み合うこともあるので、乗り換えがギリギリのときは時間に余裕を
- きっぷの取り忘れに注意
駅の移り変わりについては、以前書いた三河知立駅の移設についてのコラムもあわせてどうぞ。
まとめ:無人駅でも「インターホン」を覚えておけば怖くない
- 駅集中管理システムは、係員のいない駅を係員のいる駅から遠隔で案内する仕組み
- きっぷの裏が黒・茶色ならそのまま改札、白ならインターホン
- 乗り越し精算は自動精算機でOK
- 有松・美合・布袋・土橋・小幡は2026年11月28日から終日遠隔対応の予定
- 介助が必要なときは 0570-55-0155 に事前連絡を
最初は少し戸惑うかもしれませんが、仕組みがわかれば有人駅とそれほど変わりません。名鉄で出かける前に、この記事を思い出してもらえたらうれしいです。
よくある質問
Q. インターホンを押しても大丈夫?迷惑じゃない?
A. そのためのインターホンです。運賃がわからない、きっぷが通らないなど、困ったら遠慮なく押してOKです。
Q. 係員がいない駅で定期券は買える?
A. manaca定期券は一部の区間・経路を除き自動券売機で買えます。新規の通学定期などは名鉄定期券web予約サービスの利用が案内されています。それ以外は係員のいる駅で購入してください。
Q. 外国語で問い合わせできる?
A. 遠隔対応の駅では、必要に応じて3者間通話による多言語対応ができると案内されています。
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