名古屋市内シリーズ第7弾は、「尾張高野」の愛称で親しまれる古刹・八事山興正寺がある昭和区です。都会のど真ん中にありながら、緑豊かな自然林に包まれた静かな時間を過ごせる、癒し系のコースにしてみました。


アクセス:地下鉄鶴舞線・名城線で約20分

八事エリアへは、地下鉄鶴舞線・名城線「八事」駅が最寄り。1番出口から徒歩3〜5分で興正寺の入口に到着します。名古屋駅からは地下鉄で20分ほどとアクセスも良好です。


尾張徳川家の祈願所「八事山興正寺」を参拝

興正寺は、貞享5年(1688年)に弘法大師の五鈷杵を授かった天瑞圓照和尚によって建立された真言宗の寺院です。尾張藩2代目藩主・徳川光友が深く帰依したことから、尾張徳川家の祈願所としてその名を知られるようになり、「尾張高野」とも呼ばれ、学問・修行の場、そして人々の信仰を集める場として今日まで続いています。

境内のシンボルは、文化5年(1808年)に建立された木造の五重塔。高さ26m、屋根の美しい流線が印象的なこの塔は、国の重要文化財に指定されています。観音堂や能満堂など、江戸時代に建てられたお堂も数多く点在しており、境内をぐるりと歩くだけで所要2〜3時間ほど。都会には珍しい自然林も保存されており、春の桜、秋の紅葉と四季折々の美しさを楽しめます。落ち着いた雰囲気で混雑も少なく、写真映えもばっちりです。

拝観は無料、開堂時間は8:00〜17:00(境内は年中立入可)となっています。


縁日・マルシェのタイミングを狙うのもおすすめ

毎月5日と13日の縁日には境内いっぱいに露店が並び、普段の静かな雰囲気とは一変して賑わいを見せます。さらに毎月21日の弘法縁日には「興正寺マルシェ」も開催され、多くの人で賑わうとのこと。訪問日をこれらの日程に合わせれば、参拝と縁日の両方を楽しめる欲張りなプランになります。秋には興正寺最大の行事「千燈供養会」という火まつりも行われるので、この時期の訪問も特におすすめです。

「興正寺の七不思議」といわれる謎も伝わっているそうなので、境内を歩きながら探してみるのも面白い過ごし方だと思います。


周辺スポットもあわせて

興正寺のすぐ近くには「昭和美術館」もあり、創設者・後藤幸三の住まいだった愛知県指定文化財「南山寿荘」の建つ地に構えています。時間に余裕があれば、こちらも合わせて訪れて、昭和区のもう一つの文化的な顔に触れてみるのも良いでしょう。


モデルコース早見表

時間行動
10:00名古屋駅 出発(地下鉄鶴舞線または名城線)
10:30〜13:00八事山興正寺を参拝、五重塔や自然林を散策(所要2〜3時間)
13:00〜14:00八事駅周辺でランチ
14:00〜15:30(縁日・マルシェ開催日なら)境内の露店を楽しむ、または昭和美術館へ
16:00頃八事駅から名古屋駅へ

まとめ:都会の中の”尾張高野”でゆったり過ごす

  • 地下鉄鶴舞線・名城線「八事」駅から徒歩3〜5分とアクセス良好
  • 「尾張高野」興正寺は尾張徳川家の祈願所として知られる格式高い寺院
  • 国重要文化財の五重塔をはじめ、見どころが凝縮された境内
  • 毎月5日・13日・21日は縁日やマルシェで賑わう、訪問日を選ぶ楽しみも
  • 拝観無料、所要2〜3時間の散策で心が落ち着く時間を過ごせます

派手な観光地ではありませんが、都会の喧騒を忘れて静かに過ごしたい日には最適な場所です。次回も名古屋市内の別の区を紹介していきます。

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