名古屋市内シリーズ第3弾は、日本遺産にも登録された絞り染めの町「有松」を擁する緑区です。江戸時代から続く町家の町並みを歩きながら、伝統工芸の絞り染めにじっくり触れるコースにしてみました。


アクセス:名鉄名古屋本線で約20分

有松へは、名鉄名古屋駅から名鉄名古屋本線の準急で「有松」駅まで約20〜22分、運賃360円。乗り換えなしで行けるので、思っている以上に気軽にアクセスできます。平日は一部の急行も有松駅に停車するとのことなので、時刻表を確認しておくと良いでしょう。


有松絞りの町並みを歩く

有松は、慶長13年(1608年)に尾張藩の奨励によってつくられた町。もともと耕地が少なかったことから、副業として絞り染めを工夫したのが「有松絞り」の始まりとされています。今も当時の面影を残す町家が旧東海道沿いに立ち並び、日本遺産にも登録された歴史的な町並みを形成しています。

有松駅から徒歩約3〜4分で町並みの中心部に到着。まずは「有松・鳴海絞会館」へ。1階には有松鳴海絞りのお土産品が充実し、2階では歴史的な資料の展示に加え、くくり職人による実演を間近で見学できます。予約制でハンカチを使った絞りの体験実習も可能なので、お土産だけでなく自分の手で伝統工芸に触れてみるのもおすすめです。

町並みには、ドイツから世界へ有松鳴海絞りを発信するブランド「スズサン」の直営店をはじめ、若い感性が光るモダンな絞りアイテムを扱うショップも点在。古い建物を活用した飲食店も増えており、伝統と新しさが同居する町歩きが楽しめます。


昼:古民家カフェ・パン屋でひと休み

散策の合間には、名古屋市指定有形文化財「竹田邸」のはなれを改装したカフェで、こだわり素材のランチやお茶を楽しむのがおすすめ。旧絞り問屋・神半邸の蔵を活用した自家製天然酵母パンの店も評判で、天気の良い日は中庭でパンを味わうのも気持ちがいいはずです。有松・鳴海絞会館の斜め向かいには、築100年の建物でいただける手打ちうどん・そばの店もあり、散策の疲れを癒すのにぴったりです。


モデルコース早見表

時間行動
10:00名鉄名古屋駅 出発(準急、約20分)
10:30〜12:00有松の町並みを散策、有松・鳴海絞会館で見学・絞り体験
12:00〜13:00古民家カフェ・パン屋でランチ
13:00〜15:00ショップ巡り(スズサンほか)、山車会館なども見学
15:30頃有松駅から名鉄名古屋駅へ

まとめ:江戸から続く絞り染めの町を、半日でゆったり満喫

  • 名鉄名古屋本線で乗り換えなし、約20分というアクセスの良さ
  • 有松は日本遺産にも登録された、絞り染めの歴史ある町並み
  • 「有松・鳴海絞会館」では見学だけでなく絞り体験も可能(要予約)
  • 古民家を活用したカフェ・パン屋が多く、町歩きのお供にぴったり
  • コンパクトな町なので、半日プランとしても十分に楽しめます

派手な観光地ではありませんが、江戸時代からの営みが今も息づく有松の町並みは、歩くほどに味わいが増すエリアだと思います。次回も名古屋市内の別の区を紹介していきます。

Follow me!