名古屋市内シリーズ第8弾は、名古屋市内最高峰・東谷山(198.3m)のふもとに広がる「東谷山フルーツパーク」と、その周辺に点在する志段味古墳群で知られる守山区です。都会とは思えない自然の豊かさと、意外と知られていない古代の歴史。ちょっと足を延ばして行く価値のあるコースです。


アクセス:バス利用で名古屋駅から1時間前後

東谷山フルーツパークは名古屋市の北東端に位置しており、少し距離があります。JR「大曽根」駅からゆとりーとラインに乗り換え、高蔵寺行きで「東谷橋」バス停下車、徒歩15分というルートが基本。ほかにも地下鉄「藤が丘」駅や「小幡」駅から発着する市バスで終点「東谷山フルーツパーク」まで行き、徒歩13分というルートもあります。名古屋駅からトータルで1時間前後を見ておくと安心です。


「見る・買う・食べる」を満喫できる東谷山フルーツパーク

1980年に開園した東谷山フルーツパークは、果樹をテーマにした多目的農業公園です。モモ・ナシ・リンゴ・ブルーベリーなど17種類、約1,000本の果樹を栽培する果樹園を中心に、バナナ・パパイア・マンゴウといった熱帯・亜熱帯地方の珍しい果樹を観察できる「世界の熱帯果樹温室」も見どころ。このドーム型温室、実は東谷山周辺に現存する前方後円墳をモデルにデザインされているそうで、細部にまで土地の歴史が反映されているのが面白いポイントです。

「くだもの館」では果物に関する知識をパネルや模型で紹介しており、キッズコーナーもあるので子ども連れの家族にもぴったり。売店「フルーツパークマルシェ」では収穫されたフルーツを購入でき、レストラン「フルーツパークテラス」では季節のフルーツを使ったパンケーキなどのデザートも味わえます。フィッシングコーナー(釣り池)もあり、1日中飽きずに過ごせる作りになっています。

春には梅・アンズ・モモ・スモモが順に開花し、4月には約1,000本の桜(中でもヤエベニシダレが有名)が一斉に咲き誇る「シダレザクラまつり」も開催。5月の「トロピカルフルーツフェア」、11月の「秋のフルーツフェア」、毎月第3土曜日の「フルーツふれあいday」など、訪問時期によってさまざまな催しに出会えるのも魅力です。


知られざる古代の歴史「志段味古墳群」

実は名古屋市内には約200基の古墳が築造されており、そのうちの3分の1にあたる67基が、この東谷山フルーツパーク周辺の守山区上志段味に集中しているそうです。フルーツパークや東谷山を散策するコースの途中で、こうした古墳群にも自然に触れられるのが守山区ならではの魅力。フルーツ狩り気分で訪れたつもりが、思わぬ形で古代史の奥深さに出会える、ちょっと得した気分になれるエリアです。


モデルコース早見表

時間行動
9:00名古屋駅 出発(大曽根経由ゆとりーとライン、または地下鉄+市バス)
10:00頃東谷橋バス停または東谷山フルーツパーク到着
10:15〜13:00東谷山フルーツパークで果樹園・温室・くだもの館を満喫
13:00〜14:00フルーツパークテラスでランチ・デザート
14:00〜15:30志段味古墳群周辺を散策
16:00頃バスで最寄り駅へ戻り、名古屋駅へ

まとめ:フルーツと古代史、意外な組み合わせが楽しめる

  • 名古屋駅からバス利用でトータル1時間前後、少し足を延ばして訪れる価値あり
  • 東谷山フルーツパークは果樹園・温室・グルメが揃う、家族連れに人気の農業公園
  • 熱帯果樹温室は前方後円墳をモデルにデザインされているというユニークな裏話も
  • 周辺には志段味古墳群が広がり、名古屋市内の古墳の3分の1が集中している
  • 4月の桜、5月のトロピカルフルーツフェアなど、季節ごとのイベントも要チェックです

都心から少し離れているからこそ味わえる、名古屋の”もう一つの顔”。次回も名古屋市内の別の区を紹介していきます。

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