名古屋市内シリーズ第1弾は、名古屋城から徳川園にかけて歴史的建造物が点在する「文化のみち」で知られる東区です。大正ロマン漂う洋館めぐりと、尾張徳川家ゆかりの日本庭園。名古屋の”格式”を感じる1日コースにしてみました。


アクセス:地下鉄・JRで20分ほど

東区の主要スポットへは、地下鉄名城線またはJR中央本線で「大曽根」駅を目指すのが基本ルート。名古屋駅からは地下鉄東山線で「栄」駅まで行き、名城線に乗り換えて大曽根駅で下車、3番出口から徒歩約15分で徳川園に到着します。名古屋駅前11番のりばから出ている観光ルートバス「メーグル」を使えば、「徳川園・徳川美術館・蓬左文庫」バス停に直接アクセスできるので、乗り換えが面倒な人にはこちらもおすすめです。


午前:「文化のみち」で大正ロマンの洋館めぐり

名古屋城から徳川園に至る一帯は「文化のみち」と呼ばれ、名古屋の近代化の歩みを伝える歴史的建造物が数多く残るエリアです。中でも「文化のみち橦木館」は、陶磁器貿易商として活躍した井元為三郎が大正末期から昭和初期に建てた邸宅。和館・洋館・東西2棟の蔵・茶室・庭園が残されており、名古屋市有形文化財に指定されています。洋館ではダイヤやスペードなどトランプ柄をモチーフにしたステンドグラスが見どころで、大正ロマンの雰囲気にどっぷり浸れます。

このエリアにはほかにも複数の歴史的建造物が点在しているので、地図を片手にのんびり歩きながら巡るのがおすすめです。


午後:徳川園・徳川美術館・蓬左文庫で尾張徳川家の世界へ

午後は、御三家筆頭格だった尾張徳川家の邸宅跡を利用した日本庭園「徳川園」へ。広大な敷地に変化に富んだ景観が広がり、四季折々の花や紅葉も楽しめます。散策後に立ち寄れるカフェやショップもあるので、庭園を眺めながらひと休みするのも良さそうです。

隣接する「徳川美術館」では、徳川家康の遺品を中心に、尾張徳川家歴代の大名道具約1万件を収蔵。国宝「源氏物語絵巻」をはじめ、国宝9件・重要文化財60件という質・量ともに国内屈指のコレクションを鑑賞できます。さらに隣の「蓬左文庫」では、尾張徳川家に伝わる約12万点の蔵書や2,000枚を超える絵図から、近世武家文化の一端に触れることができます。3施設をまとめて巡れば、尾張徳川家の世界を余すことなく味わえるはずです。


モデルコース早見表

時間行動
9:30名古屋駅 出発(地下鉄またはメーグル)
10:00〜11:30文化のみち橦木館ほか、大正ロマンの洋館めぐり
12:00〜13:00大曽根駅周辺でランチ
13:00〜16:00徳川園・徳川美術館・蓬左文庫を巡る
16:30頃大曽根駅から名古屋駅へ

まとめ:名古屋の”格式”を1日で味わうなら東区

  • 大曽根駅周辺、または観光ルートバス「メーグル」で効率よくアクセス可能
  • 「文化のみち」では大正ロマン漂う洋館建築が点在
  • 徳川園は尾張徳川家の日本庭園、四季の自然も豊か
  • 徳川美術館では国宝「源氏物語絵巻」など第一級のコレクションを鑑賞できる
  • 歴史・建築好きなら1日たっぷり楽しめるエリアです

名古屋というと近代的なビル街のイメージが強いかもしれませんが、東区を歩けば、その奥に眠る格式ある歴史の厚みに驚かされるはずです。次回も名古屋市内の別の区を紹介していきます。

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