【コラム】出張ついでの「ちょい旅」のすすめ|営業マンが無理なく楽しむコツ

【コラム】出張ついでの「ちょい旅」のすすめ|営業マンが無理なく楽しむコツ コラム

出張で訪れた街、仕事先と駅の往復だけで終わらせるのは少しもったいない。商談や用事をきちんと済ませたうえで、帰りに一時間だけ街を歩いたり、いつもと違う昼食を選んだりする。そんな出張ついでの「ちょい旅」なら、忙しい営業マンでも旅の楽しさを少し足せます。

観光庁は、出張などの機会を活用して出張先で滞在を延ばし、余暇を楽しむスタイルを「ブレジャー」と紹介しています。大げさな旅行計画を立てなくても、仕事と余暇を分けて考えれば、出張先の景色は少し違って見えるもの。今回は、無理なく楽しむための考え方を営業職の目線で整理します。

出張ついでのちょい旅は「仕事の後に一つ」がちょうどいい

営業の仕事では、訪問先での打ち合わせに加えて、移動や資料の準備もあります。予定を詰め込んだ出張に観光を何か所も足すと、せっかくの余暇まで時間に追われてしまいます。最初は「仕事の前後に一つだけ寄る」くらいがちょうどいいと思います。

たとえば、会場から駅へ戻る途中にある商店街を歩く、地元で親しまれている喫茶店で休憩する、駅近くの資料館に立ち寄る。目的地を一つに絞れば、移動時間を読みやすく、仕事の予定が延びても調整しやすくなります。遠くの有名観光地を目指さなくても、その街らしさは駅の周辺にも見つかります。

まず会社のルールと費用の分け方を確認

ちょい旅の計画より先に確認したいのが、勤務先の出張規程です。出張後に休暇を取る場合の申請方法、宿泊を延ばすときの扱い、交通費の精算方法は会社ごとに異なります。観光庁の企業向けページでも、制度を導入するときに課題になりやすい旅費負担の税務処理などが解説されていますが、個別の処理は条件によって変わり得ます。会社の経理・人事の案内に沿って確認しましょう。

考え方としては、仕事に必要な費用と、自分が楽しむために追加した費用を分けて記録しておくと整理しやすいです。宿泊を延ばすなら延泊分、観光施設の入場料や個人的な食事代などは、会社負担と混ざらないように扱いを確認します。「出張だから全部会社負担」と思い込まず、迷ったら事前に相談するのが安心です。

営業職ならではの、予定を崩さない組み立て方

営業先で話が盛り上がったり、確認事項が増えたりして、予定どおりに終わらないことはあります。だから、ちょい旅の予定は「必ず行く観光」ではなく、仕事が予定どおり終わったら楽しむ余白のプランとして用意するのがおすすめです。

  • 商談場所から移動しやすい候補を一つ探す
  • 帰りの列車やバスに間に合う時間を先に決める
  • 予定が押したら、食事や散歩だけに切り替える
  • 翌朝に仕事があるなら、睡眠時間を削らない

僕自身、営業で外に出る日は、訪問先での会話や移動だけで一日が埋まることもあります。だからこそ、無理に観光を詰めず「駅までの道を少し変えてみる」「地元のお店で昼食を取る」くらいの選択肢が現実的。予定変更に強い計画なら、仕事にも余暇にも気持ちよく向き合えます。

街を知るなら、名物より「暮らしの風景」を見る

短い滞在でも、その土地の雰囲気に触れる方法はいろいろあります。駅前の市場や商店街、地元の人が使う路線バス、地域の資料館など、観光名所とは少し違う場所を選ぶと、街の暮らしが見えてきます。仕事で訪れた場所だからこそ、普段なら通り過ぎるような道にも目が向くかもしれません。

写真を撮るときは、仕事の資料や取引先の建物、相手が写り込まないよう配慮を。社内情報や訪問先の情報をSNSに載せてよいかも、会社のルールを確認しておきたいところです。旅の記録は、公開しなくても自分用のメモや写真一枚で十分。次に同じ街を訪れるときの楽しみにもなります。

ちょい旅の予算は「追加分」だけで考える

予算を考えるときは、出張に必要な費用と、余暇のために自分で追加する費用を分けるのが基本です。延泊するなら宿泊費、観光するなら入場料や現地交通費、食事を楽しむなら差額分を見積もっておく。金額を細かく決めすぎる必要はありませんが、先に上限を決めておくと気持ちよく使えます。

出張先で使うお金は、移動のついでに増えやすいものです。帰りにお土産を見たり、名物を食べたりするうちに予算が膨らむこともあります。僕はFP3級の勉強を通じて、支出は「何に使ったか」を見えるようにするのが大事だと感じました。旅の楽しみを削るというより、満足できる使い道を先に選ぶイメージです。

まとめ:出張先に小さな余白をつくろう

  • 仕事を優先し、余暇の予定は一つに絞る
  • 出張規程や休暇申請、費用精算のルールを先に確認する
  • 予定が延びても対応できる、駅や訪問先に近い候補を選ぶ
  • 私費で使う追加分に上限を決めておく

出張は仕事が主役ですが、訪れた街に少しだけ時間をもらうことはできます。次の出張では、帰り道に寄れる場所を一つだけ調べてみませんか。無理のない「ちょい旅」が、いつもの移動をちょっと楽しみに変えてくれるかもしれません。


よくある質問

Q. 「ブレジャー」と「ワーケーション」は何が違いますか?
A. ブレジャーは、ビジネス(Business)とレジャー(Leisure)を組み合わせた言葉で、出張の機会を使って滞在を延ばすなどして余暇を楽しむスタイルです。観光庁はワーケーションとあわせて「新たな旅のスタイル」として紹介しています。

Q. 出張のあとに休暇を取ってもいいのでしょうか?
A. 休暇の取り方や費用の扱いは勤務先の規程によって違います。上司や経理・人事の担当者に、事前に確認しておくと安心です。


参考(公式情報)

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