西三河モデルコース第7弾は、全国の屋根瓦の実に7割を占める「三州瓦」の一大産地、高浜市です。大きな観光地が並ぶまちではありませんが、瓦文化にどっぷり浸れる、他ではなかなか味わえないユニークな半日コースを紹介します。


アクセス:名鉄名古屋本線+三河線で乗り換え1回

高浜市の玄関口となる「高浜港」駅へは、名鉄名古屋駅から名鉄名古屋本線で「知立」駅(またはJR東海道本線で「刈谷」駅)まで行き、名鉄三河線の碧南行きに乗り換えるルートが基本です。乗り換えは1回、所要時間はおおよそ1時間弱を見ておくと安心です。高浜港駅からは徒歩約10分で目的地に到着します。


「日本で唯一」の瓦をテーマにした美術館へ

高浜市に来たら、まず訪れたいのが「高浜市やきものの里 かわら美術館」。美術館と図書館が一体になった文化施設で、瓦をテーマにした美術館としては日本で唯一の存在です。建物自体も、三州瓦を日本各地に運んだ千石船をイメージしてデザインされているそうで、外観を眺めるだけでも一見の価値があります。

常設展示では、三州瓦だけでなく日本各時代の瓦や世界の瓦、瓦に関連した絵画・浮世絵などを通じて、瓦文化を広く概観できます。常設展示は無料で見学可能。年4回の企画展・小企画展では、陶芸や写真、絵本原画といった幅広いジャンルの展覧会も開催されているので、訪問前にラインナップをチェックしておくと良さそうです。金・土・日には陶芸創作・絵付け体験も開講されているので、時間に余裕があればものづくり体験に参加してみるのもおすすめです。

館内にはミュージアムショップと、家庭的なフランス料理が楽しめるレストランも併設されているので、ランチもここで済ませてしまうのが効率的です。


「鬼みち」で街なかの瓦アートを探す

かわら美術館の周辺には、飾り瓦や鬼瓦を見て歩きながら”やきものの里”高浜の文化にふれる散策コース「鬼みち」が整備されています。街のあちこちに設置された鬼瓦を探して歩くのは、ちょっとした宝探し気分。近くの「森前公園」には、海の生きものをかたどった瓦のレリーフが隠れているとのことなので、こちらも合わせて探してみると散策がより楽しくなるはずです。

大きな観光施設が密集しているまちではない分、こうして”歩きながら発見する”タイプの楽しみ方が高浜らしさだと思います。


モデルコース早見表

時間行動
10:00名鉄名古屋駅 出発(知立or刈谷で三河線に乗り換え)
11:00頃高浜港駅 到着、徒歩でかわら美術館へ
11:15〜13:30かわら美術館を見学、館内レストランでランチ
13:30〜15:00「鬼みち」で街なかの瓦アートを探しながら散策、森前公園へ
15:30頃高浜港駅 出発、名古屋駅へ

まとめ:瓦という切り口で楽しむ、他にはないまち歩き

  • 名鉄名古屋本線+三河線で乗り換え1回、1時間弱でアクセスできる
  • 「かわら美術館」は日本唯一の瓦専門美術館、常設展示は無料
  • 「鬼みち」では街なかに点在する瓦アートを探しながら散策できる
  • 大規模な観光地ではない分、静かにじっくり楽しめる穴場的なまちです
  • ものづくり体験(陶芸創作・絵付け)は金・土・日開講なので、日程を合わせるのもおすすめ

派手さはありませんが、「瓦」という一つのテーマをここまで掘り下げられるまちは全国的にも珍しいと思います。次回もまた別の自治体のモデルコースを紹介していきます。

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