蒲郡バイパスの新規開通時期の見通しが発表!今後の名豊道路の行方は?【5ヵ年計画中部編】

コラム

みなさんこんにちは。今回は令和3年4月末に策定された「防災・減災、国土強靭化に向けた 道路の5か年対策プログラム」に記されている、各種国道の開通や工事にまつわる情報をお届けします。

今回は中部地方を重点的にお届けします!中部地方編では、地域内外から注目が集まる名豊国道蒲郡バイパス東海環状自動車道の今後の動向などについて詳しく解説していきます!

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「防災・減災、国土強靭化に向けた 道路の5か年対策プログラム」とは?

まず、みなさんは「防災・減災、国土強靭化に向けた 道路の5か年対策プログラム」をご存知でしょうか?ご存知ない方が多数だと思います。

筆者(大福)
筆者(大福)

私もこの記事を書くまで名前すら知りませんでした。

そこで、まずはこの紹介をしていきます。

防災・減災、国土強靭化に向けた 道路の5か年対策プログラム」とは、内閣府が策定した公共施設などの老朽化防止・災害への対策・交通インフラの整備などによって、より整備された国土を目指す「防災・減災、国土強靭化に向けた5ヵ年加速化計画」に基づき、各地方の国土交通省整備局が5年ごとに制定しているプログラムになります。

つまり、「防災・減災、国土強靭化に向けた5ヵ年加速化計画」は各省庁の役割分担を明記しており、そのうちの道路整備が国土交通省とその各地方整備局に割り当てられているわけです。その道路整備に向けた計画が、「防災・減災、国土強靭化に向けた 道路の5か年対策プログラム」であるわけです。

筆者(大福)
筆者(大福)

説明が下手ですみません…

どんなことが書かれているの?

主に、新たな道路の整備について老朽化した橋やトンネルの調査・維持管理計画災害時における道路活用などについて書かれています。

※内容については各地方整備局によって多少違いがあります

今後の中部地方の新規道路整備計画は?

整備や調査の計画はたくさんあるため全てはあげられませんが、今回は主要かつ国レベルで交通への影響を与えると考えられる路線をピックアップしました。

これらの道路は開通した際には間違いなく日本の移動や物流に良い影響を与えるものです。

路線名

区間名

種別

時期

R23蒲郡バイパス

蒲郡IC〜豊川為当IC

暫定開通見込

2024

C3東海環状自動車道

全線

開通見込

2026

E42新宮紀宝道路

全線

開通見込

2024

R23中勢道路

全線

暫定開通見込

2024

R1北勢バイパス

詳細不明

部分開通見込

2024

R1島田金谷バイパス

旗指IC〜大代IC

4車線化開通見込

2024

R23蒲郡バイパス(新規開通)

まずは、国道23号線蒲郡バイパスについてです。ここは、名豊道路とよばれる国道のバイパス区間のひとつで、かねてより注目度の高い区間のひとつでした。

このバイパスができることで、東海道25連続バイパスが完成し、また愛知県豊明市から静岡県浜松市までなんと約100キロもの区間が連続立体交差となり、交通へ与える影響が非常に大きいものとなります。

今回の発表で、この区間の開通時期が令和6年(2024年)とされました。工事も進んでいるようですし、期待は膨らむばかりです。

C3東海環状自動車道(新規開通)

続いて東海環状自動車道についてです。東海環状自動車道は愛知県豊田市の豊田東ジャンクション(伊勢湾岸道)から三重県四日市市の新四日市ジャンクション(新名神高速)までを、岐阜県内を通りながら環状する自動車専用道です。

現状、最西区間の新四日市〜大安養老〜大野神戸山県〜豊田東の区間が部分ごとに開通している状況で全線開通はしていません。

※Wikipediaより

現状は高速道路同士の乗継には都心を通る必要があり、混雑の一因となっています。
(例:新名神から東海北陸道へは名二環・名古屋高速一宮線・名神を通る必要がある)

環状道路ができることで、都心を通らずに各高速道路の乗継ができるようになり、都心の混雑緩和や物流の効率化が行えます。関東で言えば圏央道が良い例です。
東海環状自動車道は全線開通すると、新名神・名神・東海北陸道・中央道・伊勢湾岸道・新東名と接続することになります。交通量が全国屈指の道路同士を接続するため、良い影響が非常に大きいものと考えられています。

全線開通は2026年ごろと見込まれています。その後も4車線か工事などが積極的に行われるようですので、

E42新宮紀宝道路(新規開通)

続いては新宮紀宝道路です。三重県南牟婁郡紀宝町から和歌山県新宮市までを結ぶ自動車専用道路です。今回、新たに開通時期の見通しが立ったことが発表されました。

この地域は道路が発達しておらず、国道42号しか通る道が存在せず慢性的な渋滞に悩まされています。そこで、近畿自動車道紀勢線E42)を構成する一つとしてこの道路の建設が2013年に決定され、今日に至ります。

この道路に限らず、紀伊半島を一周する高規格道路ができることで和歌山県や三重県南部の交通事情が一気に改善し、経済発展が見込まれると考えられています。

2024年の開通が見込まれておりますが、その他の道路が完成しないために開通後しばらくは実用的ではないとは思いますが、今後に期待がかかることは間違いありません。

R23中勢道路(新規開通)

次は国道23号線中勢道路についてです。中勢道路は三重県鈴鹿市から松坂市へ至る路線で、バイパス路線としての期待が高いです。

現状は5~15工区までが完成しており、鈴鹿市内の4工区が完成すれば中勢道路は全線開通となります。

2024年の開通を目指しており、暫定2車線での開通が発表されております。

この道路が開通することで慢性的な渋滞が起こっている津市内のR23の渋滞を緩和することができ、非常に大きな役割が期待されています。

R1北勢バイパス(新規開通)

つづいては国道1号線北勢バイパスについてです。三重県三重郡川越町のみえ川越ICから四日市市への国道1号線のバイパスになります。

のちには中勢バイパスと繋がり、産業的にも伊勢・鳥羽方面への観光にも良い影響が与えられると考えられています。

現状は北側の約9キロが開通していますが、今後は全線4車線での開通が目指されています。

トンネル工事が順調に進んだ場合、2024年の開通が見込まれています。

R1島田金谷バイパス(4車線化工事)

最後は国道1号線島田金谷バイパスについてです。これは今までの新規開通とは違い、ただの車線拡幅工事です。

筆者(大福)
筆者(大福)

ただ車線を増やすだけじゃないか

と言われるかもしれませんが、地域へ及ぼす影響は非常に大きなものがあります。

島田金谷バイパスは東名間を結ぶ国道のバイパスであることから、交通量が非常に多く渋滞も頻発しています。そこで、車線を増やすことで混雑が解消され、東名間の交通が便利になるほか、物流にも大きな影響を与えると考えられます。

2024には完成する見込みだそうです。期待が持てます。

さいごに

いかがでしたでしょうか。今後の道路事情が日本の未来を担っていると言っても過言ではありません。

是非とも皆さん、興味を持った道路の様子を観察してみてください!

お読みいただきましてありがとうございました。

コラム 道路
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大福

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