結論: 昨シーズンの覇者・宇都宮ブレックスは、3年連続5回目の東地区優勝で安定の強さを発揮。連覇に向けて死角はほとんどありません。
Bリーグでもっとも「常勝軍団」という言葉が似合うクラブは、間違いなく宇都宮ブレックスです。3度のリーグ制覇、CS常連、堅実な経営、そしてBREX NATIONと呼ばれる熱狂的なファン。「強さの伝統」を持つチームが、B1最後の年もまた優勝候補の中心にいます。
僕は学生時代に何度かブレックスの試合を観に行きましたが、会場の一体感が他クラブとはレベルが違うんですよね。CSではホームの利を最大限に生かしてくるはずです。
チーム基本情報
項目 内容 ホームタウン 栃木県宇都宮市 ホームアリーナ 日環アリーナ栃木 ヘッドコーチ ケビン・ブラスウェル 創設 2007年 シーズン成績 44勝14敗(東地区1位/全体2位) CS出場順位 2位 CS進出 4大会連続8回目(リーグ屈指の常連)
レギュラーシーズンの軌跡
3年連続東地区優勝、4大会連続CS進出、史上3度目のBリーグ王者。これだけ書けば、宇都宮の今シーズンの強さは十分伝わると思います。
注目したいのは、夏のオフに主力を1人も流出させなかったこと。比江島慎、D.J.ニュービル、グラント・ジェレットといったエース級から、44歳の田臥勇太まで、昨季の14人全員と契約継続。
シーズン序盤は「FIBAバスケットボールチャンピオンズリーグアジア2025」での優勝もあり、6月にドバイで戦い抜きました。アジアクラブ王者として迎えたBリーグもブレずに勝ち続け、4月25日のGAME1で群馬に勝利し、3年連続の東地区優勝を確定させています。
ストロングポイント:王者のディフェンスと勝負強さ
宇都宮の強さの源はディフェンスです。
- ペイント内をしっかり守るギャビン・エドワーズ、グラント・ジェレット
- 外周でしつこくマークする鵤誠司、遠藤祐亮
- 司令塔として全体をコントロールする比江島慎
「派手さはないけど、勝つときは勝つ」という、王者特有の勝ち方ができるチームです。これは草野球でも同じで、強いチームほど派手なプレーよりも、地味なバントや守備位置の確認で勝つもの。ブレックスはまさにそれをBリーグでやれているわけです。
エースのD.J.ニュービルは2年連続のレギュラーシーズンMVP。比江島も「ベスト3ポイント成功率賞」を受賞した日本人エースで、ファイナルGAME3での値千金の3Pシュートは記憶に新しいですね。
弱点・気になるポイント
「死角がない」と書きましたが、強いて挙げるなら主力の年齢でしょうか。
- 比江島慎:35歳
- 田臥勇太:44歳(ベンチからの貢献)
- 竹内公輔:40歳
ベテラン頼みになりがちな部分はあり、短期決戦での疲労蓄積は心配ポイント。ただ若手の小川敦也、高島紳司、星川開聖あたりがしっかり機能していれば、層の厚さでカバーできるはず。
あとはジェレットがコンディションを落とさないこと。ヘンリーリー戦で26得点12リバウンド5アシストのダブルダブルを記録するなど、CS本番に向けてピークが来ているのは好材料です。
QFカード予想:vs 千葉ジェッツ(CS出場順位3位)
CS出場順位2位の宇都宮は、QFで3位の千葉ジェッツと対戦予定。日環アリーナ栃木でのホーム2連戦(5月9日〜11日)となります。
千葉Jは40勝18敗で東地区2位。比江島慎vs富永啓生という日本人エースの直接対決は最大の見どころ。今シーズンの直接対決でも好ゲームが続いており、実力差は紙一重です。
僕の予想ですが、ホームの利を活かして宇都宮が勝ち抜けと見ています。ただ千葉Jも短期決戦に強いチームなので、3戦目までもつれる可能性は高いです。2勝1敗で宇都宮くらいが妥当な予想でしょうか。
注目選手
D.J.ニュービル(#25・SG)
2年連続レギュラーシーズンMVP。得点力、勝負強さ、リーダーシップを兼ね備えた絶対的エース。ファイナルでもCSMVPを獲得した実績があります。
比江島慎(#6・SG)
日本人エース。「ベスト3ポイント成功率賞」受賞のシューターで、勝負所での3Pシュートが代名詞。35歳でもパフォーマンスは衰えていません。
グラント・ジェレット(#34・PF)
インサイドの軸。終盤戦の活躍が目覚ましく、26得点12リバウンド5アシストのダブルダブルを記録するなど好調。
田臥勇太(#0・PG)
44歳のレジェンド。B1史上最年長でプレーを続け、ベンチから出るときの会場の盛り上がりは別格です。
まとめ:「常勝軍団」の安定感が連覇を呼ぶ
- 3年連続5回目の東地区優勝で、シードは安泰の2位
- ニュービル・比江島・ジェレットの主力3枚が好調をキープ
- ディフェンスとペイントの強さで短期決戦に強い
- 不安は主力の年齢と疲労管理
- ホームの日環アリーナ栃木は、リーグ屈指の熱狂的な雰囲気
宇都宮には「王者の風格」があります。強いチームの強い理由がしっかりと詰まっていて、CS本番でも実力をきっちり発揮してくるはず。長崎、千葉J、群馬といったライバルを退け、4度目のリーグ制覇となるのか。注目です。
よくある質問
Q. 宇都宮ブレックスは過去何回優勝していますか?
A. 3回です(2016-17、2021-22、2024-25)。Bリーグ史上最多優勝クラブです。
Q. ホームアリーナの日環アリーナ栃木はどんな雰囲気ですか?
A. 「BREX NATION」と呼ばれるファンの熱量がすさまじく、会場全体が黄色に染まります。アウェーチームには相当のプレッシャーがかかる雰囲気です。
Q. CSのホーム開催はいつですか?
A. クォーターファイナルは5月9日(土)〜11日(月)の日程で、日環アリーナ栃木で開催予定です。
※本記事は2026年5月2日時点の情報に基づいています。
