結論: 長崎ヴェルカ初出場で全体1位、宇都宮ブレックスは王座防衛、群馬・千葉J・A東京が40勝で並ぶ大混戦。「B1リーグ」としては最後となる今シーズン、CSは過去最高の混戦模様になりそうです。
レギュラーシーズン60試合の長丁場が、ついに終盤を迎えます。本日5月2日時点で、出場8チームは出揃い、組み合わせもほぼ確定。次シーズンからは「B.LEAGUE PREMIER」へと名前を変えるBリーグ。現行B1の最後の王者を決める、最後のチャンピオンシップです。
僕は学生時代からBリーグ観戦を続けてきましたが、ここまでシード争いがもつれ込んだシーズンは記憶にないです。今回はCS開幕に向けて、出場8チームの戦力と見どころをざっくりまとめてみました。
チャンピオンシップ出場順位(4月26日終了時点)
5月3日のレギュラーシーズン最終戦の結果次第で多少入れ替わる可能性はありますが、現時点でのシード順は次のとおりです。 順位 チーム 戦績 区分 1位 長崎ヴェルカ 46勝12敗 西地区1位(二地区間1位) 2位 宇都宮ブレックス 44勝14敗 東地区1位(二地区間2位) 3位 千葉ジェッツ 40勝18敗 東地区2位(二地区間1位) 4位 シーホース三河 42勝16敗 西地区2位(二地区間2位) 5位(WC1) 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ 41勝17敗 ワイルドカード1位 6位(WC2) 琉球ゴールデンキングス 41勝17敗 ワイルドカード2位 7位(WC3) 群馬クレインサンダーズ 40勝18敗 ワイルドカード3位 8位(WC4) アルバルク東京 40勝18敗 ワイルドカード4位
驚くべきは長崎が全体1位ということ。前シーズンまで西地区6位だったクラブが、いきなり全体勝率トップでフィニッシュです。一方、宇都宮は3年連続5回目の東地区優勝で安定の強さを発揮しました。
クォーターファイナル予想カード
「2戦先勝方式」で5月7日(木)〜11日(月)の日程で開催されます。準々決勝・準決勝はすべて上位クラブのホーム開催、ファイナルだけが横浜アリーナでの中立地開催です。
QF①:長崎ヴェルカ(1位) vs アルバルク東京(8位)
- 会場: ハピネスアリーナ(長崎)
- 初出場の長崎が、ベテラン揃いのA東京を迎え撃つ。長崎の爆発的な攻撃力がカギ
QF②:宇都宮ブレックス(2位) vs 千葉ジェッツ(3位)
- 会場: 日環アリーナ栃木
- 王者vs名門。比江島慎vs富永啓生の日本人エース対決にも注目
QF③:シーホース三河(4位) vs 群馬クレインサンダーズ(7位)
- 会場: ウィングアリーナ刈谷
- 7連勝中の三河と、13連勝の勢いを取り戻したい群馬
QF④:名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(5位) vs 琉球ゴールデンキングス(6位)
- 会場: IGアリーナ
- 同じ41勝17敗のWC1位対決。「西地区2位争い」を演じた両者の因縁の対決
8チームの戦力ざっくり評価
1. 長崎ヴェルカ|攻撃力No.1の新王者候補
クラブ創設5年目、B1昇格3年目で初のCS進出と西地区優勝。スタンリー・ジョンソン、馬場雄大、イ・ヒョンジュンら大型ウイングを揃えた「ポジションレスバスケ」が脅威。チーム平均91.5得点・3P成功率37.4%・アシスト23.3はいずれもリーグ1位。ホームの「88戦連続チケット完売」も追い風。
2. 宇都宮ブレックス|ディフェンス王者の連覇挑戦
昨シーズンの覇者。比江島慎、D.J.ニュービル、グラント・ジェレットの主軸が健在で、3年連続5回目の東地区優勝。守備の堅さと勝負強さで、CS常連の意地を見せる。
3. 千葉ジェッツ|9大会連続出場の名門
富永啓生、渡邊雄太、D.J.ホグらタレント揃い。混戦の東地区2位争いを直接対決の差で制しました。短期決戦に強い名門として、3年ぶりの優勝を狙います。
4. シーホース三河|“仕事人集団”の3年連続CS
西田優大、ジェイク・レイマン、石井講祐ら全員が役割を全うできるチームバスケが武器。終盤7連勝と上り調子で、シード4位を死守。
5. 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ|地元・愛知の至高チーム
今シーズンから新本拠地IGアリーナへ移転。齋藤拓実、アーロン・ヘンリー、カイル・リチャードソンらバランスの良いロスター。2大会ぶり6回目のCS進出で、悲願の頂点を狙う。
6. 琉球ゴールデンキングス|CS皆勤賞の絶対王者
Bリーグ開幕から9大会連続9度目のCS進出。ヴィック・ロー、ジャック・クーリーらインサイドの強さは健在。「団結の力」がスローガンの常連クラブ。
7. 群馬クレインサンダーズ|下剋上の準備は万端
2年連続のCS進出。シーズン途中13連勝を記録するなど、勢いは8チーム中トップクラス。カイル・ミリングHCの「PLAY CRAZY」で初の優勝を狙う。
8. アルバルク東京|熟成の堅守速攻
東地区2位争いを最後まで演じた強豪。2019年のFIBAアジアチャンピオンズカップ覇者でもあり、地力は申し分なし。アンダードッグから一気に駆け上がれるか。
注目ポイント3つ
① 長崎ヴェルカの初CSはどこまで行くか
正直、僕も含めて「ここまで強くなるとは」と驚いている人が多いはず。ホームのハピネスアリーナは熱狂的で、QF・SFまでホーム開催確定。ファイナルまで行ったら、Bリーグ史に残る快挙になります。
② 比江島・富永の日本人エース対決
QFで宇都宮vs千葉Jが実現すれば、間違いなく日本人ファンが燃える試合。比江島慎の渋い勝負強さと、富永啓生のNCAA帰りのスコアリング能力は対照的でおもしろい。
③ 愛知勢2チーム(三河・名古屋D)のゆくえ
僕は愛知県在住で愛知勢を応援しているので、ここは外せません。三河はウィングアリーナ刈谷、名古屋DはIGアリーナと、それぞれホームでQFを戦えるのは大きい。東海勢から決勝進出となれば、地元バスケ界も大いに盛り上がります。
試合日程
ラウンド 日程 会場 クォーターファイナル 5月7日(木)〜11日(月) 上位クラブのホーム セミファイナル 5月15日(金)〜19日(火) 上位クラブのホーム ファイナルGAME1 5月23日(土) 14:30 横浜アリーナ ファイナルGAME2 5月24日(日) 13:05 横浜アリーナ ファイナルGAME3 5月26日(火) 19:05 横浜アリーナ
全試合ライブ配信はバスケットLIVE、U-NEXT、Amazon Prime Videoチャンネル、DAZNで予定。テレビ放送はSF以降、NHK BSやJ SPORTSでの中継が予想されます。
まとめ:「B1最後の王者」は誰の手に
- 全体1位は長崎ヴェルカ。創設5年目で初のCS、初の地区優勝
- 宇都宮ブレックスが連覇を狙う。3年連続東地区優勝の堅実さ
- 東地区は40勝で千葉J・群馬・A東京の3チームが並ぶ大混戦
- 西地区2位争いも42勝の三河 vs 41勝の名古屋D・琉球で激戦
- 5月7日開幕、5月26日まで続く約3週間の頂上決戦
次シーズンからは「B.革新」でリーグの構造が大きく変わります。現行B1の歴史を締めくくる王者は、いったいどのクラブになるのか。各チームの個別記事でもより詳しく書いているので、推しチームの記事はもちろん、対戦相手のチェックにも使ってもらえると嬉しいです。
よくある質問
Q. CSの試合はテレビで見られますか?
A. ファイナルはNHK総合や日本テレビでの放送が見込まれます。QF・SFはBSやJ SPORTSの一部中継、全試合の視聴にはバスケットLIVE、U-NEXT、Amazon Prime Videoチャンネル、DAZNのいずれかが必要です。
Q. ファイナルのチケットは買えますか?
A. 5月18日(月)から先行販売予定。最高値はベンチ横で約11万円とのこと。横浜アリーナ開催です。
Q. 3位決定戦はあるんですか?
A. ありません。SFで敗れた2クラブが「年間ベスト4」となり、CS出場順位の上位が3位、下位が4位になります。
※本記事は2026年5月2日時点の情報に基づいて作成しています。最終順位・組み合わせはレギュラーシーズン最終戦(5月3日)の結果で変動する可能性があります。
